投稿

ラベル(YouTube)が付いた投稿を表示しています

I Have a Dream

イメージ
最近ネットをしていて,キング牧師(Martin Luther King, Jr.) の歴史的な演説,いわゆる「I have a dream」 と題されるもののことを思い出した.私はそれについて論じる資格はないので,詳しくは <a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/I_Have_a_Dream" target="_blank">I Have a Dream - Wikipedia</a> などを参照されたい.このエントリでは,その演説に関わる思いをいろいろと考えているうちに,多少感傷的な気分になったので,その記録もかねて書いてみたい. キング牧師の「I have a dream」動画は以下のとおり. また,その全文は以下にある. I Have A Dream Speech (TEXT) | HuffPost キング牧師の演説を初めて見たのは,高校のときの英語の教材としてだった.当時の英語の先生が,この演説の全文を覚えておくように勧めたのを思い出す.それで私も挑戦してみたのだが,途中で飽きて,結局全文を覚えるまでには至らなかった.この演説に,興味を持てなかったのである. しかし今この演説を見ていると,高校生のときには感じられなかった,深い感動にとらわれる.一般的には,感受性が強いのは若いころで,年をとってからは,それは鈍くなる一方だと思われている.しかし実際におっさんになるまで生きてみると,若いころとは違った感受性があり,それに基づいた感動も多くあるように思う. それは,ポジティブに考えれば,これまでの人生経験や,自らにある愛によるもののように思われる.それらは,若いころにはなかった経験であるし,また自覚できなかったものでもあった. 一方で,ネガティブに見てみれば,それは,いわば暗い情念に基づいているようにも感じる.それこそが,人生の哀しみということかもしれないが. 私に「I have a dream」をすすめたあの英語の先生は,当時何歳だったか.ひょっとしたら,今の私の年より若いかもしれない.あるいは,もっと年を取っておられたかもしれない.いずれにせよ,高校のときの恩師は,すでに鬼籍に入っている方も多いのではないか. 若いころは,30才以上の大人を見ても,その年齢など...

「好きにならずにいられない」と若者への寛容

イメージ
昨日の note に書いてみた内容で,思ったことがあったのでここに書いてみたい. エルビス・プレスリーに,「Can't Help Falling in Love」(邦題「好きにならずにいられない」)という名曲がある. Elvis Presley - Can't Help Falling In Love (Audio) - YouTube この曲の最初の部分は以下のようなものだ: Wise men say only fools rush in But I can't help falling in love with you (拙訳) 賢明な人たちは言う,馬鹿だけが猪突猛進するのだと それでも僕は,君のことを好きにならずにいられない この曲には個人的には色々な思い出があって,大部分ははっきり言えば恥ずかしい思い出である.それは,賢明な大人たちから見れば,失笑するような思い出なのだろう. ちょっと前に,大学を四か月で退学して,起業するという若者がネットで話題になった.以前ブログにも書いた( 心に残る言葉 - 「臨床教育学入門」(河合隼雄)から  )のだが,こういう若者に対しては,我々大人は,河合隼雄先生のおっしゃるように,「壁」になるべきだとは思う.実際,はてなブックマークなどでも,そういう賢明な大人たちで溢れていた.しかし一方で,たとえ愚かであっても「好きにならずにいられない」のは若者の特権だ. 自らのことを振り返ってみれば,おそらくほとんどの人が,若いころには,赤面するような愚かなことをやってきたことに思い至るだろう.そして,そういう愚かな自分を,辛抱強く見守ってきた大人が周りにいたのではないだろうか.思えば私も,そういう方々のおかげで何とかここまで生きていくことができている. そんな愚かな若者であった私も,いつの間にか年を取り,愚かな若者に苦言を呈する立場になってしまった.はた目にはそれは,「賢明な人たち」の仲間入りしたということになるだろうか. 私は,自分のことを棚に上げてでも,若者に対して,ある種の「壁」にならなければならないのだろう.しかしそれでも,単なる壁ではなく,忍耐と寛容と応援の気持ちだけは持っていたい.「好きにならずにいられない」若者の先にしか未来はないと思うからだ.

I Dreamed a Dream (レ・ミゼラブル)

イメージ
「レ・ミゼラブル」(Les Miserables)は私にとって特別な小説であり,今まで繰り返し読んできた.この小説についてはそのうちに書いてみたいと思っているし,また有名な小説でもあるので,その概要については, Wikipedia のエントリ などをご覧いただくとして,今回のエントリでは,特にそのミュージカルについて書いておきたい. 実を言えば,私は,映画は好きであるが,ミュージカルや演劇にはあまり食指が動くことはなかった.ところが,2012年に公開されたレ・ミゼラブルの映画が,DVDやブルーレイになり今年の6月に発売されたことから,ふとした興味を持って購入してみた.この映画は,レ・ミゼラブルの世界的なミュージカルに基づいた,いわゆるミュージカル映画である.キャスティングも豪華であるし,映画としての出来はすばらしい. ただ,あえて難を言えば,プロのミュージカル歌手ではなく,ハリウッドの俳優が歌っているので,その歌唱力に納得できないところがよくあった.特に,ジャベールという重要な役割を演じたラッセル・クロウが残念である.グラディエーターのときのラッセル・クロウは素晴らしかったのだが….むしろ,ミュージカル形式ではなく,普通に映画化したほうがよかったのではないか. そこで,レ・ミゼラブルのミュージカルに興味が出てきたので,その10周年コンサートのCD(輸入版CDである.日本リージョンのDVD等は絶版のようだ)と25周年コンサートのDVDを購入してみたのである.(レ・ミゼラブルのミュージカルが現在の形で初めて上演されたのは1985年ということだ) これが,予想をはるかに超えるほどの素晴らしさであった.誇張なく率直に感想を言いたいのだが,やはり,予想を超えるような衝撃を受けたと言わざるを得ない.もちろん,それは,私がミュージカルについて初心者であるということを割り引かなければならないだろう.それでも,歌というものがこれほど力を持ち,聴くものの心を震わせるものであるということを,長い間忘れていたような思いがしたのだ. このような思いを言葉で表すのは難しい.そこで,レ・ミゼラブルのミュージカルは名曲ぞろいなのであるが,ここではその中の一曲「I Dreamed a Dream」だけ紹介したい. I Dreamed a Dream は,レ・ミゼラブルの主要な女性登場人物ファンティー...

子猫と犬の動画

イメージ
Kitten Snuggles and Plays with Dog Papa  というエントリより. video 36: Cute ADORABLE kitten tries to steal dog's tongue (as seen on Ellen!!) - YouTube こういう動画を見ると,可愛いので,腰が抜けそうな感じがしてくる.…というのは,大げさかもしれないけれども. そして,猫か犬を飼いたいような気がしてくる.しかし, 本ブログのエントリ で書いたように,以前飼っていた犬はもう死んでしまった.また新たに猫か犬を飼ったとしても,私の方が長生きしてしまうことだろう.これは特に猫や犬に限った話ではないが,自分や自分の家族の行く末を考えても,命とはなんだろうかと考えてしまう. 2012年6月13日追記 ぐっすり眠る子猫を起こして一緒に遊びたい子猫 より: 寝る猫と遊びたい猫(The cat which sleeps・・・) かわいい

星に願いを

イメージ
結局28日までに仕事にけりをつけることはできなかった.正月休みは,だらだらとでも仕事をしなければならないようだ.といっても,年末年始のこの雰囲気の中では気合も入らず,だらだらと仕事をするどころか,だらだらとネットを巡回しているような有様である. そんなとき,Likecool というサイトで,以下のような記事を見かけた. Honest Boy Pencil Sharpener http://www.likecool.com/Honest_Boy_Pencil_Sharpener--Office--Gear.html 画像を見ればすぐにお分かりいただけるとおり,ピノキオの鉛筆削りである.ゼペットじいさんに作られた木の人形ピノキオは,嘘をつくたびに鼻が伸びていく.上記の鉛筆削りはこの有名なエピソードに基づいたもので,鉛筆を削ってそれが短くなっていく様子が,まるでピノキオの鼻が短くなっていくようなありさまになっている.つまり,鉛筆を削っていくたびにピノキオが正直者になっていくということで,それが Honest Boy Pencil Sharpener という名前の由来である.こういう遊び心をもった文房具はとても楽しい. そしてまた,上記の鉛筆削りの記事を読んで,ディズニーの名作映画「ピノキオ」のことを思い出した.その主題歌「When you wish upon a star」 (邦題: 星に願いを) が名曲で,さまざまなカバーがあるが,以下は,私の好きなルイ・アームストロングのバージョンである. 今年は本当にいろいろなことがありましたが,これが今年最後のエントリです.本ブログを読んで下さった皆さんに感謝したいと思います.皆さんにとって,来年が実りあるものでありますように.

スタンドバイミー (映画,本)

イメージ
(いろいろとネタばれがあるので,映画や原作を見てない方はご注意ください) Stand By Me (trailer) - YouTube “I just wish that I could go someplace where nobody knows me.” 私が偏愛する映画(原作も)の一つに, Stand By Me  がある.これについては以前,このブログに書いたこともあるのだけれども ( Stand by me (スタンドバイミー) ),あまりまとまったことは書いていないので,新たにエントリにしてみたい. Stand By Me は,郷愁を呼び起こすような少年時代の友情を描いた映画としては,最も有名なものの一つではないだろうか.だが,そのストーリーは,少なくとも表面的に見れば,非常に単純である.ゴーディ,クリス,バーン,テディの4人の少年が,ふとしたきっかけで,事故死した少年の死体を探しに線路伝いの旅に出るというものである.では,このような映画が,私も含めて多くの人の心をとらえて離さないのはなぜだろうか. この映画のテーマをやや乱暴にまとめるとすれば,死と青春(あるいは愛)という,対照的な二つのものになるだろう.そして,前者に比重があると思われるのがスティーブン・キングの原作であり,後者に比重があるのが,映画スタンドバイミーであると思われる.それは,原作のタイトルが「The Body (死体)」であり,映画のタイトルが「Stand By Me」であるということに象徴的に表されている.そして,映画においても原作においても,その二つのテーマが,死体を捜しに行く少年たちの旅によって互いに橋渡しされているのである. 映画 Stand By Me では暗示的に,また,原作ではやや強く,死というテーマは表現されているように感じられる.死という言葉が刺激的に過ぎるのならば,人生と言い換えてもいいかもしれない.そのようなテーマは,そもそも,死体を捜しに線路伝いに旅していくというストーリーによって端的に表されている.すなわち,線路の持つイメージもあいまって,少年4人の旅は,(最終的には死に向かっていくという)人生を表現するものではないかということは,おそらく誰しもが思うことだろう. しかしながら,この映画における上の二つのテーマの表現は,それほど単純なものではない....

Stand by me (スタンドバイミー)

イメージ
前回の記事( 道化師のソネット )を書いた後,心に残るいろいろな音楽や映画のことが思い浮かんで困ってしまった.それらの YouTube 動画を貼るだけのエントリを書いてもしようがないので,しばらくはこのエントリだけにしたい. 私は「Stand by me (スタンドバイミー)」という映画が好きで,もう何度も繰り返し見た.映画館で見たことはないのだけれども. 特に,Ben E. King (ベン・E・キング)が歌う主題歌の「Stand by me」が素晴らしく,この曲なしではこの映画は成立しなかったのではなかろうか.むしろ,この曲の方が有名なのかもしれない. Ben E. King - Stand by me - YouTube   上の動画で,今は亡きリバーフェニックスが出てくるところになると,本当に泣けてしまう.酒でも飲んで見ようものなら,涙が止まらなくなってくる. Stand by me の歌詞は,たとえば以下にある. Ben E. King - Stand by Me Lyrics http://www.lyricstime.com/ben-e-king-stand-by-me-lyrics.html Ben E. King といえば,「Save the last dance for me」という曲も好きで,ときどき聴きたくなる. Ben E. King - Save the last dance for me - YouTube 歌詞は以下で見られる. Ben E. King - Save The Last Dance For Me Lyrics http://www.lyricstime.com/ben-e-king-save-the-last-dance-for-me-lyrics.html この曲は「ラストダンスは私に」というタイトルで越路吹雪がカバーしたようであるが,私はそちらはあまり知らない.ただ,それをさらに福山雅治がカバーしたものは持っていて,たまに聴くことがある. また,この曲が流れる映画「Shall we ダンス?」も,自分でも不思議になるくらい好きな映画の一つである. いずれにせよ,音楽や映画というものは,何千万人何億人という人々を感動させるものだろうかと思う.自分の仕事はそんなことはあり得ないだろう.音楽や映画を職業としている人...

道化師のソネット

イメージ
もう一か月前の話題になるが,このウェブリブログでも, YouTube  の動画を簡単に貼ることが出来るようになったらしい( (9/25)機能強化のお知らせ(YouTubeに対応しました) ).最近忙しくてブログを書くこともできないので,テストも兼ねて. 私はさだまさしのファンというほどでもないのだが,この「道化師のソネット」という曲がとても好きだ.歌詞もメロディも,これほど心揺さぶられるものは多くは思い当たらない. Yahoo!ミュージック - さだまさし - 歌詞 - 道化師のソネット http://music.yahoo.co.jp/shop/p/53/29207/Y010436 今調べてみたら,Wikipedia にもエントリがあった 道化師のソネット - Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E5%8C%96%E5%B8%AB%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88 学生のころ,少し年が離れた先輩にさだまさしの熱烈なファンがいて,人生には数学とさだまさしがあればいいというようなことを言っていた.それを聞いた当時は苦笑したのだが,今でもときどき思い出す.道化師のソネットを聞くと,その言葉にも一面の真理はあるかもなと思えてくるのである. 関連エントリ: Stand by me