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The Beach Boys : Endless Harmony Soundtrack (1998/Page 1)

The Beach Boys関連
06 /05 2025
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1. Soulful Old Man Sunshine (Writing Session Excerpt)
2. Soulful Old Man Sunshine
3. Radio Concert Promo 1
4. Medley : Surfin' Safari / Fun, Fun, Fun / Shut Down / Little Deuce Coupe / Surfin' U.S.A. (Live 1966)
5. Surfer Girl (Binaural Mix)
6. Help Me, Rhonda (Alternate Single Version)
7. Kiss Me, Baby (Stereo Remix)
8. California Girls (Stereo Remix)
9. Good Vibrations (Live Rehearsal)
10. Heroes And Villains (Demo)
11. Heroes And Villains (Live)
12. God Only Knows (Live - Rehearsal)
13. Radio Concert Promo 2
14. Darlin' (Live 1980)
15. Medley : Wonderful / Don't Worry, Bill (Live)
16. Do It Again (Early Version)
17. Break Away (Demo)
18. Sail Plane Song
19. Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane)
20. Barbara
21. 'Til I Die (Alternate Mix)
22. Long Promised Road (Live)
23. All Alone
24. Brian's Back
25. Endless Harmony

[1 : 同名ドキュメンタリー番組のサウンドトラック & 未発表音源集]

 都合上改めてご紹介ということで。本作はビーチ・ボーイズのテレビ用ドキュメンタリー番組『Endless Harmony』(1998年)のサントラ盤としてリリースされた作品。ほぼ"未発表音源集"と呼べる内容で、未発表曲はもとよりDemo・Live Version・初ステレオ化・別ヴァージョンなどなどいろいろ。

(初ステレオ化)

 2020年代ではフツーに聴ける「MONO or 疑似ステレオ音源しか無かった曲のステレオ・ヴァージョン」、90年代後半当時はほんの僅かしか聴けませんでした。やがてデジタル技術の進化で可能性が広がり、まず『Pet Sounds』が1996年に初ステレオ化(発売は翌年)。それに続き本作で2曲が実現。「California Girls」は音の広がり & こんなに音が詰め込まれていたのかと驚かされ(1998年発売時の印象)、「Kiss Me,Baby」も各パートがより鮮明に。

(Demo)
 
 正式レコーディング前の"Demo音源"の最注目はHeroes And Villains」『SMiLE』の公式発売なんてあり得なかった1998年、裏流通の関連音源でも聴けなかった「I'm In Great Shape」「Barnyard」の歌詞やメロディ・ラインがこの音源で明らかに・・・と、ファンの間で『SMiLE』研究が続いていた当時としては驚きのトラックでした。で、この2曲のヴォーカルは『SMiLE』制作時に正式録音されなかったため、『THE SMiLE SESSIONS』(2011年)ではこのDemo音源から音が抽出され、Backing Trackに組み込まれています。

(未発表曲)

 未発表曲は、言われなければお蔵入り曲とは思えないかも。ブライアンとRick Henn(The Sunrays)によるジャジーな「Soulful Old Man Sunshine」やアルがヴォーカルの「Loop De Loop (Flip Flop Flyin' In An Aeroplane)」『Sunflower』のセッションが豊作だった事を裏付ける(ちなみに後者はアルが本作用にヴォーカル等を追加)。「Sail Plane Song」『20/20』制作初期の曲で「Loop De Loop」の原型。


 デニスの「All Alone」はセカンド・ソロ・アルバム『Bambu』(当時未発表)用に1978年6月に録音。ビーチ・ボーイズのサポート・ビアニストだったCarli Munozの作品。カールのヴォーカルも入る「Brian's Back」はマイクの(お蔵入りになった)ソロ・アルバム用に録音された曲の別ヴァージョン(ややこしい)。歌詞に"Pet Sounds"が出て来る。

 アルバム・タイトルになった「Endless Harmony」は唯一の既発音源でアルバム『Keepin' The Summer Alive』(1980年)からのブルース・ジョンストンの作品・・・と、その他色々聴き処満載のアルバム。

(追記 : 2022年12月26日)

22. Long Promised Road (Live)

 CDのブックレットには"Recorded live November 23, 1972 at Carnegie Hall, New York City (1972年11月23日@カーネギー・ホール、ニューヨーク州)と表記されており、という事は『Sail On Sailor – 1972 (Super Deluxe)』(2022年12月)に新規ミックスが収録され・・・と聴いてみたら、あれっ、別テイクでした。どういう事なんだろ・・・。たぶん『Endless...』が表記ミスと思われます。テイクの違いは冒頭のMCでも判別可能。両者共に同時期の演奏で、曲が始まると歓声が上がるので人気曲だった事が伺えます。

『Endless Harmony Soundtrack』収録版 : 冒頭のMCはデニス。

Sail On Sailor – 1972 (Super Deluxe)』収録版 : 冒頭のMCはマイク。
[2 : 各種CD]

注意点1 : 盤によって音源の違いがあり、"1998年版"、"2000年アメリカ版"で6曲分のミックスが異なります。
注意点2 : さらに厄介な事に、近年ストリーミング配信で聴けるものは「ジャケットは"1998年版"+音源は"2000年版"」になっており、"1998年版(の6曲分)"は未配信ですので要注意(ややこしいですよね…😅)。
● 各楽曲のデータ・解説は日本盤CD付属の歌詞カードに記載されています。Deepに接したい方は是非。

(1 : 1998年初盤/東芝EMI TOCP-50720)
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(主な内容)

● 1998年10月7日発売の日本盤CD
ブックレット : 英文ライナー & 楽曲解説/写真
日本盤付属歌詞カード : 日本盤用ライナー・ノーツ/英文ライナー & 楽曲解説の翻訳/歌詞・対訳
音源 : 1998年Remix & Remaster

(注意点)

● 下記の6曲はストリーミング配信版で聴ける音源とは別ミックスで収録されています(2022年現在)。
4「Medley : Surfin' Safari / Fun, Fun, Fun / Shut Down / Little Deuce Coupe / Surfin' U.S.A. (Live 1966)」
5「Surfer Girl (Binaural Mix)」(L=ヴォーカル/R=演奏の別ミックス)
7「Kiss Me, Baby (Stereo Remix)」
8「California Girls (Stereo Remix)」(ドラム=中央で識別可能)
10「Heroes And Villains (Demo)」
14「Darlin' (Live 1980)」
16「Do It Again (Early Version)」

(2 : 2000年アメリカ再発盤/Capitol 72435-24002-2-5)
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(主な内容)

● 2000年にアメリカCapitol Recordsから発売された再発盤(2nd Issue)。
アートワーク : 表ジャケットを含め、ほぼ全体のデザインを大幅変更。
ブックレット : 英文ライナー & 楽曲解説
音源 : 1998年Remix & Remaster(註 : 一部変更あり)。ストリーミング配信で聴ける音源はこれになります(2022年現在)。
音源 : 先に触れた通り、6曲がMark Linett氏によりRemixされています(2000年1月作成)。下記の"3 : 各種ヴァージョン"で改めて触れます。

(3 : 2002年日本再発盤/東芝EMI TOCP-66032)
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● 2002年6月19日発売の日本盤CD
アートワーク : 2000年アメリカ盤CDのデザインに変更
日本盤付属歌詞カード : 日本盤用ライナー・ノーツ/英文ライナー&楽曲解説の翻訳/歌詞・対訳
注意点 : アートワークは2000年盤に変更されたものの、音源は何故か1998年盤CDのまま収録(なのでブックレットの表記と矛盾が生じています)。
[3 : 主な配信版]

iTunes/Apple Music ◉ mora ◉ OTOTOY (ハイレゾ版) ◉ mysound ◉ AWA ◉ LINE MUSIC ◉ Spotify
[4 : 映像版]

 映像版『Endless Harmony』は元々はカールの死後にアメリカのテレビ番組用に制作。2部構成でトータル・タイムは約100分強。前半はウィルソン3兄弟が生まれた1940年代〜60年代前半の全盛期〜「Good Vibrations」(1966年)まで。後半は『SMiLE』(1967年前半)〜1998年まで。ほぼ全ての事に触れるとSuper Deluxe Editionが何個も必要な量になりそうですが、メンバーを始め関係者 & 影響を受けたミュージシャンのコメントを交えながら、1998年までの大まかなキャリアを知る事ができます。2000年にはボーナス映像やサラウンド音源を追加したDVDも登場。2001年頃には日本でもテレビ放送されていました。

 ちなみにこれ以前に『An American Band』(1985年)という同系統のヒストリー映像作品もありますが、使用映像の被りが少ないので両作品共に楽しめると思います。しかも2作品共に音源が別ヴァージョンだらけという・・・(笑)

(1 : 1998年VHSビデオテープ版)
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 今となっては触れる機会も減った印象もあるVHSテープですけど(少なくとも2000年代前半まではDVDと並行して使っていました)、日本版は1998年12月26日発売。当時の価格は税込5,800円(…と、動画サイトであれこれ気軽に観られる以前の時代なので、あえて価格を書きます)。この後DVD版が出るので紹介する必要もないかな…と思ったら、ほんの少し(1968年頃の話題)でDVD版と違う音源が出てきます。

 そういえばThe Beatles『Anthology』の映像版も、厄介な事に1995年大晦日の「テレビ放送版」「VHS版」 or 「レーザー・ディスク版」、「DVD版」で細かい編集・使用音源違いがあるんですよね…気にする方向けの情報という事で。

(2 : 2001年DVD版)
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 2001年7月11日にはDVD版が登場。新たに60年代のテレビ映像やMV、7曲の5.1chサラウンド・ミックスを追加収録。ちなみに↑の画像は2001年に東芝EMIから発売された日本版ジャケット(CDのプラケースとほぼ同じ装丁)。

 その後メーカーが何度か替わり(日本コロムビアやヤマハ等)、『SMiLE』期の写真を使用した日本版DVD(通常のDVDケースと同サイズ)が何度か再発売されています(画像はAmazonより)。

(作成 : 2022年12月8日/更新 : 2022年12月26日)
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kazuya

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