The Beach Boys : Fifty Big Ones Greatest Hits (2012年9月/編集盤)
The Beach Boys関連
The Beach Boysの結成50周年記念のベスト盤が2012年9月26日に発売されました。1枚ものの『Greatest Hits』と2枚組の『Fifty Big Ones Greatest Hits』の2種類。
[①通常盤 : Greatest Hits]

1. That's Why God Made The Radio
2. California Girls (Stereo Mix)
3. Sloop John B (Stereo Mix)
4. Wouldn't It Be Nice (Stereo Mix)
5. Surfer Girl
6. Do It Again (Mono Single Version)
7. Surfin' Safari
8. Surfin' U.S.A.
9. Don't Worry Baby
10. Little Deuce Coupe
11. I Get Around (Mono)
12. Fun,Fun,Fun (Mono)
13. Be True To Your School (Mono Single Version)
14. Dance, Dance, Dance (Stereo Mix)
15. All Summer Long (Stereo Mix)
16. Help Me, Rhonda (Mono)
17. Rock And Roll Music
18. God Only Knows (Stereo Mix)
19. Good Vibrations (Mono)
20. Kokomo
1枚ものの"通常版"『Greatest Hits』は60年代の代表曲を中心に、1988年のヒット曲「Kokomo」と2012年発表の新作から「That's Why God Made The Radio」を加えた全20曲を収録。日本盤は歌詞・対訳・解説書付。
[②デラックス・エディション : Fifty Big Ones Greatest Hits]

(Disc 1)
1. California Girls (2002 Stereo Mix)
2. Do It Again (Mono Single Version)
3. Surfin' Safari
4. Catch A Wave
5. Little Honda
6. Surfin' U.S.A.
7. Surfer Girl
8. Don't Worry Baby (2009 Stereo Mix)
9. Little Deuce Coupe
10. Shut Down (Alternate Stereo Mix)
11. I Get Around (Mono)
12. The Warmth of the Sun
13. Please Let Me Wonder (Stereo Mix)
14. Wendy (2007 Stereo Mix)
15. Getcha Back
16. The Little Girl I Once Knew
17. When I Grow Up (To Be A Man) (2012 Stereo Mix)
18. It's OK (Album Version)
19. Dance, Dance, Dance (Stereo Mix)
20. Do You Wanna Dance? (2012 Stereo Mix)
21. Rock And Roll Music (Album Version)
22. Barbara Ann (Single Version/Stereo Mix)
23. All Summer Long (Stereo Mix)
24. Help Me, Rhonda (Mono Single Version)
25. Fun, Fun, Fun (Mono Single Version)
26. Be True To Your School (Single Version/Mono)
(Disc 2)
1. Kokomo
2. You're So Good To Me (Stereo Mix)
3. Wild Honey (Stereo Mix)
4. Darlin' (Stereo Mix)
5. In My Room
6. All This Is That
7. This Whole World
8. Add Some Music To Your Day
9. Cotton Fields (Single Version/Stereo Mix)
10. I Just Wasn't Made For These Times (Stereo Mix)
11. Sail on, Sailor
12. Surf's Up
13. Friends
14. Heroes and Villains (Stereo Mix)
15. I Can Hear Music
16. Good Timin'
17. California Saga (On My Way to Sunny Californ-I-A) (Album Version)
18. Isn't It Time (Single Version)
19. Kiss Me, Baby (Stereo Mix)
20. That's Why God Made The Radio
21. Forever
22. God Only Knows (1996 Stereo Mix)
23. Sloop John B. (1996 Stereo Mix)
24. Wouldn't It Be Nice (2001 Stereo Mix)
25. Good Vibrations (Mono)
⚫️ 2枚組の『Fifty Big Ones: Greatest Hits(邦題:グレイテスト・ヒッツ デラックス・エディション〜偉大なる50年〜』は各オリジナル・アルバムから厳選された全50曲収録(追記:日本盤のみ1曲追加)。
⚫️ パッケージ : 限定盤BOX仕様/CDは"Paper Sleeve"に封入
⚫️ オリジナル・ブックレット : 英文ライナー・ノーツ/写真/各種クレジット
⚫️ 日本盤ブックレット : 英文ライナー翻訳/日本語解説書/歌詞・対訳
⚫️ ポストカード7枚入り
⚫️ 日本盤のみボーナス・トラック「Be True To Your School (Single Version)」追加
正直なところパッケージが扱いにくい(CDが取り出しにくい)感じは否めませんが、こちらは50周年記念ワールド・ツアーにほぼ近い選曲のため、ライヴの追体験になったり、これまで断片的に(例えば数曲 or アルバム1枚だけとか)接していた方にとっては他の曲を知る機会になり得る内容になっています。
[③収録曲+補足]
付属のカラー・ブックレットや日本語解説書にもミックス表記が書かれているので、ここであれこれ書く必要もないかな…と思ったらそうでもなかったので、ここからはいくつか気付いた点を補足的な意味合いで書き進めます(注釈が必要な曲は※印を付けました)。また、特に何も触れていない曲は2009〜2012年リマスター音源によるものです。
[Disc 1]
1. California Girls (2002 Stereo Mix)
オリジナルはモノラルでしたが、本作ではベスト盤『Sounds Of Summer』(2003年/DVD付『Sights And Sounds Of Summer』を含む)からの"2002 Stereo Mix"で収録("2002"はリリース年ではなくミックス作成の年)。
2. Do It Again (Mono Single Version)
● 2011年録音のリメイク版を含めいくつか別ヴァージョンがありますが、ここではシングル・ヴァージョン(モノラル)で収録。
● アルバム『20/20』では疑似ステレオ+フェイド・アウト間際に『SMiLE』の断片が挿入されていましたが、このシングル・ヴァージョンは無し。
8. Don't Worry Baby (2009 Stereo Mix)
● 編集盤『Summer Love Songs』(2009年)初出のステレオ・リミックス版で収録。
● 2009 Stereo Mix : 従来のSTEREO版はリード・ヴォーカルとコーラスが左右に分割されていましたが、こちらはリード・ヴォーカルが中央でバランスの取れたミックスに。
10. Shut Down※
● 補足 : 英文ブックレットに"2003 Stereo Mix"との表記があり、日本語解説書でも「2003年、ベスト・アルバム『サウンズ・オブ・サマー』で世に出たステレオ・リミックス・ヴァージョン。」とありますが実際は異なり、通常Stereo Mixの音をやや中央寄りに微調整した音源で収録。『Sounds Of Summer』収録の別ミックスとは異なりますのでご注意を。
11. I Get Around
Original Mono Mixで収録。ちなみに『オール・サマー・ロング(モノ&ステレオ)』(2012年リマスター盤CD)では、モノラル音源から最新技術でステレオ化させた"Stereo Extraction Mix"が収録されています(註 : 2012年発売時はDL配信版もありましたが、その後のストリーミング配信版では無し)。
13. Please Let Me Wonder (Stereo Mix)※
● 補足 : 編集盤『The Warmth Of The Sun』(2007年)で初ステレオ化が実現し、今回のベスト盤にもそうクレジットされていますが実は誤りで、実際には編集盤『Summer Love Songs』(2009年)にノー・クレジットで収録された改訂版ステレオ・ミックスで収録。なんだかややこしいですね…(笑)
14. Wendy (2007 Stereo Mix)
● 編集盤『The Warmth Of The Sun』(2007年)からの新規ステレオ・ミックスで収録。
● 特徴 : 間奏で誰かが咳き込んでいる音がカットされています。ただし難点もあり、ヴォーカル・パートをデジタル編集時にいじったようで、(冒頭を0.0何秒か削ったか何かで)従来版より僅かに早く聞こえます。
16. The Little Girl I Once Knew
● 『Pet Sounds』制作直前の1965年11月にシングルのみで発表された曲で、オリジナル・アルバム未収録でした。そのかわり『Spirit Of America』(1975年)や『The Warmth Of The Sun』(2007年)等の編集盤に収録されていました。この曲もStereo Mixが存在しないので、今回はどうかな…と思いましたが、オリジナルのMono Mixのリマスターに留まりました。
● で、これは別に気に留める程の違いでもないんですけど、「Look out babe」の後の最初のブレイク部分…90年代までのCDだとかすかに何かを叩く音が3音入っていたんですけど、リマスター版では削除されています。
17. When I Grow Up (To Be A Man) (2012 Stereo Mix)
● この曲もオリジナルはモノラルでしたが、ここでは2012年リマスター盤CD『Today!』用に作成された新規Stereo Mixで収録。
18. It's OK
アルバム『15 Big Ones』(1976年)収録のAlbum Version。ちなみにSingle VersionはAlbum Versionをスピード・アップさせたもので、そちらはベスト盤『ビーチ・ボーイズ・グレイテスト・ヒッツ3 (ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』(2000年)に収録。
19. Dance, Dance, Dance (Stereo Mix)※
● こちらも表記ミスで…ベスト盤『Sounds Of Summer』からではなく、実際はボックス・セット『U.S.シングル・コレクション(1962-1965)』(2008年)初出の改訂版Stereo Mixで収録。
20. Do You Wanna Dance? (2012 Stereo Mix)
『Today!』(2012年リマスター盤CD)でこの曲の初STEREO版が登場しましたが、このベスト盤ではフェイド・アウトをMono Mixと同じ長さに調整してあります。
21. Rock And Roll Music (Album Version)
シングルとアルバム『15 Big Ones』でミックスが違っていましたが、ここではAlbum Versionでの収録。
22. Barbara Ann (2012 Stereo Mix)
『Party!』(2012年リマスター盤CD)でこの曲のStereo Mixが登場しましたが、ここではSingle Version同様に途中でフェイド・アウトします。
23. All Summer Long (2007 Stereo Mix)
長い間Mono Mixや疑似ステレオで出回っていた曲ですが、ここでは編集盤『The Warmth Of The Sun』(2007年)初出のStereo Mixで収録。
24. Help Me, Rhonda (Mono Single Version)
Original Mono Mixで収録。ちなみに『サマー・デイズ(モノ&ステレオ)』(2012年リマスター盤CD)に"Stereo Extraction Mix"なるステレオ版が収録されます。
25. Fun, Fun, Fun (Mono Single Version)
MonoとStereoでフェイド・アウトの長さが違いますが、ここではMono Mixで収録。
26. Be True To Your School (Mono Single Version)
日本盤のみこの曲が追加収録されたため、全51曲になっています。アルバム『Little Deuce Coupe』(1963年)とは異なるMono Single Versionで収録。
[Disc 2]
2. You're So Good To Me (2007 Stereo Mix)
編集盤『The Warmth Of The Sun』(2007年)初出のStereo Mixで収録。
3. Wild Honey (2012 Stereo Mix)
● 初登場、2012年作成のStereo Mixで収録。
● 音は中央寄りなものの、左にテルミン、右にベースを配置。他にMonoとの違いを挙げると「Eatin' up wild honey〜っ♪」の直後1分12秒〜1分19秒にかけてのバック・コーラスが何故か欠落しています。
4. Darlin' (2012 Stereo Mix)
● こちらも初登場、2012年作成のStereo Mixで収録。
● 音を横に広げ過ぎず、左にドラム、タンバリンとホーン・セクションを右に配置。アップライト・ピアノにはステレオのルーム・エコーが微量かけられています。
● 唯一惜しいのは、フェイド・アウト直前の1分55秒付近、「Darlin'〜ん♪」が欠落している点。それとも意図的に削ったのか…は定かではないですけど、アルバム『Wild Honey』って一般的には「シンプルなバンド編成に戻った」と言われつつも、実はいわゆる"コピー&ペースト"が多用されている作品なんですよね(まだパソコンが無い時代の話です)。この部分は40〜55秒秒付近をコピペしてフェイド・アウトすればMonoと同じようになるはずなのですが…。
● 追記(2013年8月29日) : のちに発売されたボックス・セット『Made In California』(2013年8月)では、上で指摘した「1分55秒付近の"Darlin'〜ん♪"」の欠落部分が修正されています。
9. Cotton Fields (Single Version,2001 Stereo Mix)
アルバム『20/20』とは別テイクのSingle Version。このヴァージョンも長い間Mono Mixか疑似ステレオで流通していましたが、ここではレア・トラックス集『Hawthorne,CA』(2001年)で初出のStereo Mixでの収録。
10. I Just Wasn't Made For These Times (1996 Stereo Mix)
ボックス・セット『The Pet Sounds Sessions』(1997年)で初出のStereo Mixでの収録。で…これはあくまで個人的意見なので受け流してもいい事なんですけど、「Each time things start to happen again〜♪」と歌われる1分46秒?1分56秒にかけては、Mono Mix同様に演奏部分のヴォリュームを少し下げて(完全には消さない)、ヴォーカルを際立たせてほしかったなぁ…と。ここからテルミンに至るまでの時間はこの曲の"肝"にあたる部分なので、出し直す時にいつか替えてくれないかぁ…と長年思っているんですけど、改善される気配もなく…。
14. Heroes and Villains (2012 Stereo Mix)
この曲の"Smiley Smile"ヴァージョンのStereo Mixは2種類ありますが、今回は『スマイリー・スマイル(モノ&ステレオ)』(2012年リマスター盤CD)に収録の新規Stereo Mixで収録。
17. California Saga (On My Way to Sunny Californ-I-A) (Album Version)
Single Versionも存在しますが、ここではアルバム『Holland』(1972年)からのAlbum Versionで収録。Single Versionはベスト盤『ビーチ・ボーイズ・グレイテスト・ヒッツ3(ベスト・オブ・ブラザー・イヤーズ)』(2000年)に収録。
18. Isn't It Time (Single Mix)
● 現時点での最新アルバム『That's Why God Made The Radio』(2012年)からのセカンド・シングルで、しかもアルバムとは別ヴァージョンで収録。
● 曲の冒頭はコーラスから始まり、2分16秒付近ではジェフリー・フォスケットのパートがマイク・ラヴのヴォーカルに変更されています。その他細かい違いがいくつか。
19. Kiss Me, Baby (2000 Stereo Mix)
ここではアルバム『Endless Harmony』の2000年新装盤アメリカ盤CDより新規作成・2つ目のStereo Mixで収録。1998年盤CDとは別ミックス。
20. That's Why God Made The Radio
2012年発表の最新オリジナル・アルバム『That's Why God Made The Radio』からのタイトル曲。にしても、FMラジオで3ヶ月以上も毎日かかっている新曲って昔はよくありましたけどここ最近では珍しいような(1ヶ月間プッシュというのは今でもある)。9月に入ってからは大分落ち着きましたけど、それでもたまにかかっています。
最近発売された書籍での特集記事でも触れられているように、元々はブライアンがカール他界後のアルバム『Imagination』で本格的ソロ活動を始めた1998〜9年頃にモチーフが書かれた曲のようで、作者クレジットにはその頃関わっていたジョー・トーマスを含め計4名の名前があります。
22. God Only Knows (1996 Stereo Mix)
ボックス・セット『The Pet Sounds Sessions』(1997年)で初出のStereo Mixで収録。
23. Sloop John B (1996 Stereo Mix)
ボックス・セット『The Pet Sounds Sessions』(1997年)で初出のStereo Mixで収録。
24. Wouldn't It Be Nice (2001 Stereo Mix)
こちらは『The Pet Sounds Sessions』(1997年)からではなく、2001年にMike Loveのヴォーカル・パートをMono Mixから抽出→シンクロ補正させた改訂版Stereo Mixで収録。以後の各種CD等でもこのミックスが流用される機会が多い。
25. Good Vibration
複数の音源がありますが、ここではシングル等で発表されたOriginal Mono Mixで収録…ということで、50周年ベスト盤の紹介でした。ではまた〜。
(掲載 : 2012年8月9日/更新 : 2012年8月14,20日,9月15,27日,11月8,19日, 2013年1月23日,8月29日,12月24日, 2015年8月19日, 2022年6月4日, 2024年7月17日)
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